食指を動かす中国企業
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中国のゲーム会社が日本の企業や人材の獲得・協業に食指を動かしている。
2020年にはテンセントがプラチナゲームスとの資本提携を発表。同じくマーベラスも、テンセントから約50億円を調達した。両社とも、提携の目的として挙げたのは「グローバル展開」である。
そして、中国ネットゲーム大手のネットイース(網易)はゲームクリエイター、名越稔洋氏の移籍に向けた交渉を行っているという。30日にBloombergが報じた。
名越氏はアーケードゲーム全盛の1989年にデザイナーとしてセガへ入社。『デイトナUSA』『龍が如く』シリーズなど、ヒット作をいくつも手がけた。2012年には取締役CCOに就任。今年4月からはグループ再編にともない、取締役を退任している。
テンセントは日本のコンテンツを足掛かりに、映像作品や音楽に展開するディズニーのようなグローバルメディア企業の構築を目指す。両社は日本にある「ほぼ全て」の上場ゲーム開発会社と話したという。