クレジット事業にトラブル
Shutterstock
ブラジルで決済サービスを展開する「StoneCo」が30日、2021年4〜6月期決算を発表。
コア事業は堅調だ。中小企業(SMB)顧客は100万社を突破し、SMB向けの決済総額(TPV)も前年比で104%増の393億レアル(≒8,300億円)。
問題が生じているのがクレジット事業だ。売掛金の登録システムに異常があり、8月25日にはプレスリリースを発表。3〜6か月後の復旧に向けて動いている。

売上高は6.3億レアル(≒130億円、前年比8.1%減)。クレジット事業によるマイナス影響は4億レアルにのぼる。クレジット収入を除いた売上高は前年比68%の拡大。
小売事業者向けソリューションを展開する「Linx」買収を7月に完了。Linxはブラジルで45.6%もの市場シェアを握り、2013年に国内で上場。2019年にはニューヨーク証券取引所にも上場した。
Linxは3Qより連結開始。ソフトウェア事業は年間換算では12億レアル(≒250億円)もの規模へと拡大する見込みだ。