ロケット発射ミッション
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ロケットメーカー「Astra」が28日に行った『LV0006』発射実験で、打ち上げ時に問題が発生。米国宇宙軍のミッションを全て遂行することができなかった。
発射直後に5つのエンジンのうち1つが故障し、機体は大幅にスライド。ロケットが大破するようなことはなく、その後空に向かって上昇した。
機体は43フィート(≒13m)ほどの大きさで、小型ロケットの部類に入る。2025年までに毎日一つのロケットを発射できるようにし、価格を引き下げるのが目標だという。
Astraは2016年創業。CEOのクリス・ケンプ(Chris Kemp)氏はNASAの元CTO。NASAではGoogleやMicrosoftと協業し、Google MoonやGoogle Mars製作を助けた。
今年7月にSPACとの合併により上場。今回の発射実験後、株価は10%以上急落した。
ケンプ氏は結果を「残念に思う」としながらも「今回の飛行で絶大な量のデータを得られた」とコメント。生産段階に入っている『LV0007』に得られた知見を活かすとした。