成長鈍化しても着々と
Shutterstock
Zoomが8月30日、2021年5〜7月期決算を発表。パンデミックから一巡して成長率が鈍化する中、新たな取り組みが奏功していることをアピールした。
売上高は10.2億ドル(前年比54%増)、営業利益は2.95億ドル(同57%増)。
従業員10名以上で利用する顧客は50.5万社(同36%増)。ネットエクスパンションレートは13四半期連続で130%を超え、アップセルも堅調だった。
直近1年で売上10万ドル以上をあげる大口顧客は2,278社(同131%増)と急増。同じく100万ドル以上の超大口顧客は156社(77%増)となった。
中でも力強いのは、法人向けのクラウド電話ソリューション『Zoom Phone』だ。ARR10万ドル超えの顧客は317社(241%増)、100万ドル超は21社(4倍)にのぼった。
7月には昨年発表していた『Zoom Apps』をローンチ。50以上のアプリと連携、例えばAsanaと連携すれば動画会議中にタスクを作成することもできる。
株価は昨年10月から低調だ。今回の発表後も時間外で10%以上の下落となっている。このままいけば、時価総額1,000億ドルを割ることになる。