激安EC『Wish』がNASDAQ上場へ
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11月20日、格安ECサイト『Wish』を展開するContextLogicによるNASDAQへの新規上場申請書類が開示された。
- 2020年3Q累計の売上は17.5億ドル(前年比32%増)
- 同じく営業損失が1.2億ドル
- 月間アクティブユーザー数は1.1億人、直近1年のアクティブ購入者が6,800万人
中国の激安メーカーから直送
- 四半期売上は4〜6月期にピークの7億ドルを記録、7〜9月期は6.1億ドルで着地
- 同じく4〜6月期はわずかに営業黒字となった。
- 展開地域は100か国、50万を超える事業者の1.5億もの商品を扱う
手頃で楽しいショッピング体験を実現すべく、2010年に創業。彼らによれば、既存ECサイトのほとんどが購買力のある消費者にターゲットをあてているという。
米国では44%、欧州では85%の消費者が世帯収入7.5万ドル未満で、既存のECサイトで買い物するほど豊かではないと主張。アフリカや中東、南米、東欧では平均所得が1.8万ドルほどで、安さは極めて重要だと指摘する。
Wishは商品の質が低いと取り沙汰されることも多い。出品者の大半は中国の事業者であり、売上構成比は欧州が43%、北米が42%、南米が5%、残りが10%である。