サーベイ領域に本格進出へ
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プレイドは8月27日、Emotion Tech社のグループ入りを発表。新たに16.7億円を費やし、59.5%分を追加取得する。
Emotion Techは2013年創業。NPS®など感情データを解析し、企業の顧客体験(CX)や従業員体験(EX)向上を支援する。
NPS®(ネットプロモータースコア)は顧客ロイヤルティを数値化する指標。多くのグローバル企業が活用し、将来業績との相関性が高い指標として注目されている。

プレイドは昨年5月にEmotion Tech社へ出資、戦略的パートナーシップを締結。プレイドのCXプラットフォーム『KARTE』と組み合わせ、ユーザーの解析を行う方針を示していた。
すでにクロスセルや共同ソリューションの開発といった連携実績がある。6月には『Experience Day』を2日間で共同開催、両社の商談機会創出にもつながった。
グループ入りにより、プレイドはNPS®をはじめとするサーベイ領域へ事業を本格的に拡大。顧客企業への提供価値を大きく高められるとする。
Emotion Tech社の2020年の売上高は4.87億円(前年比0.8%減)。既存の経営陣は今後もIPOを目指しており、プレイドはグループとして支援していく方針だ。