子供に人気のゲームプラットフォーム『Roblox』。輝かしい成長の裏で、若い開発者を搾取しているのではないかと議論を呼んでいる。

RobloxのDAUは4,320万人（4〜6月）にのぼり、その約半分が13歳未満。足元では17〜24歳世代が牽引し、高めの年齢層が2倍以上の速さで成長している。

開発者向けの解説ページによると、課金額の24％がアプリストア、14％がホスティングなどの運営費用、9％が将来に向けたプラットフォーム投資に賄われる。

開発者の取り分は27％となっているが、決算報告上はそれより小さい。

4〜6月、Roblox上の課金額（Bookings）は6.7億ドルにのぼった一方、開発者への報酬額（Developer exchange fees）は1.3億ドル。課金額の19%に過ぎなかった。

Roblox側は上記取り分は決算報告とは異なると注釈を入れているが、取り沙汰されているApple App Store上の手数料（30％）と比べても、開発者の取り分が少ないのは確かだ。

Eurogamerによると、Roblox側はこの件について「過去1年で8.5万ドル以上稼いだ開発者は600人以上に倍増した」とコメント。上場時の資料によると、Roblox上で収益を得たことのある開発者は96万人以上にのぼる。