暖かいシーズン
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コネクテッドフィットネス製品を展開する「Peloton」が節目を迎えている。
26日に発表された4〜6月決算で、売上高は前年比54%増の9.4億ドル。前四半期(12.6億ドル)からは大きく減少した。
平均月間解約率は0.73%。前四半期(0.31%)からは大きく上昇したが、依然として低い水準を保っている。廉価版のデジタル会員は87.4万人(同176%増)。

コネクテッドフィットネス有料会員数は233万人(前年比114%増)。同会員あたりの平均月間ワークアウト数は19.9回と、直近5四半期で最も低い水準になった。
屋内で楽しむという性質上、もともとPelotonには「夏の行楽シーズンに利用頻度が下がる」という季節性がある。それが2020年にはパンデミックで覆い隠されていた。
プログラムの充実により、主軸の「サイクリング」コンテンツのワークアウト回数は全体の6割を下回り、ストレングスやフロア、ヨガなどが増えた。
競合も目立つ中、一番のハードルが「製品単価」だという点を認識。『Bike』を1,495ドルに引き下げたほか、『Bike+』や『Tread』を43か月払い金利ゼロで購入できるオプションも用意。
7〜9月期の平均月間解約率は0.85%を予想。売上は8億ドルに下がる一方、コネクテッドフィットネス会員は247万人に拡大する見込みだ。2022年6月末には363万人を目標としている。