2021年08月26日 07:00
ノックインツール
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プロジェクトカンパニーが8月24日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場は9月29日を予定している。

設立は2016年。「プロジェクト型社会の創出」を理念とし、コンサルティングやマーケティング、UI/UXサービスを企業向けに展開してきた。

案件を獲得する「ノックインツール」になっているのが、2018年6月に事業譲受したユーザーテストサービス『UIscope』。ユーザーがサービスを使っている様子を最短1日で教えてくれる。

プロジェクトカンパニー 業績

納品形式は動画、音声、アンケート。一人当たり5,000円(スマホ、PC)もしくは10,000円(タブレット)で調査できる。2020年末までの累計導入企業数は125社にのぼった。

2020年にはUI/UX案件の80%をインバウンドで獲得。まずはUI/UXのような単領域で信頼を獲得し、そこから別領域の案件を獲得するのがプロジェクトカンパニーの戦略だ。

既存顧客へのアップセルが奏功し、顧客の54.1%(2020年)は売上100億円以上の企業。これら企業が売上の78.7%を占めている。

2020年の売上構成ではコンサルティングサービスが59.8%、マーケティングサービスが27.4%、UI/UXサービスが12.8%。

株式の想定売出価格は2,650円、上場時発行済株数は5,385,900株。想定時価総額は143億円となる。