2021年08月26日 07:00
映像から未来をつくる会社
Shutterstock

セーフィーが8月25日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場は9月29日を予定している。

クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」を提供。サブスクリプション型で提供される録画サービスで、様々な連携サービスを追加できるプラットフォームでもある。

高画質・安価・安全で、誰でも簡単にスマホやパソコンで使える。監視カメラサービスとして、小売や外食、不動産、建設、警備、自治体など幅広く活用されている。

人手不足でチェックできなかった作業工程や、遠隔地の状況を「見える化」する用途もある。生産性向上や業務改善といった文脈でも導入が進む。

セーフィー 事業KPI

映像分析サービスとして、顔認証技術による年齢性別属性分析サービス「Safie Visitors」、顔認証でオフィスの解錠や勤怠管理システムとの連携が可能な「Safie Entrance」も展開。

販売面では、大手企業など100社以上の販売パートナー網を構築。NTTやキヤノン、セコム、関西電力と資本提携も行い、OEMとして先方のブランド力を生かした販売も行う。

2021年6月末時点で、課金カメラ台数は12.9万台。2020年のクラウドモニタリング・録画サービス市場において稼働台数ベースで約47.5%のシェアを獲得している。

6月末時点のARR(年次ストック収益)は45.5億円。2020年の平均月次解約率は1%未満、ネットレベニューリテンションは138%と極めて高い。

株式の想定売出価格は2,280円、上場時発行済株数は49,147,700株。想定時価総額は1,120億円にのぼる。