2021年08月24日 07:00
トレーディングデスク事業
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デジタリフトが8月23日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場は9月28日を予定している。

2012年にトレーディングデスクを業とする電子広告社として設立。トレーディングデスクの役割は、デジタル広告配信にまつわることを一手に引き受け、狙い通りに情報を届けること。

デジタリフト業績推移

アジャイル広告運用、CdMO、LIFT+サービスの三つを提供。得られた知見を社内で横断的に共有、連鎖的に各サービスの品質を高め合えるという。

中核とするアジャイル広告運用は、クライアントとの複数年契約により平均継続月数が43.5か月と長い。既存取引先からの紹介比率が45.8%にのぼるなど、強固な営業パイプラインも強みだ。

CdMOサービスは、大企業を中心に提供される包括的なコンサルティングサービス。予算の限られる小規模事業者には自動運用パッケージ『LIFT+』を提供する。

売上比率はアジャイル広告運用61.5%、アジャイル広告運用とCdMOの併用が36.0%、LIFT+2.5%。2020年9月期はコロナ影響で一部クライアントで広告予算の停止・縮小が発生。その後は堅調に拡大した。

株式の想定発行価格は1,490円、上場時の発行済株数は1,475,000株。想定時価総額は22億円となる。