2021年08月20日 07:00
フルプライスが牽引
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ラグジュアリーブランドに特化したECプラットフォームを手がけるFarfetchは8月19日、2021年4〜6月期決算を発表した。

全体GMVは前年比40%増の10.1億ドル。うち9.1億ドル(同40%増)がデジタルプラットフォームによるもの。

このうち6.9億ドルがサードパーティモデル、1.4億ドルが直販型の販売だ。8,400万ドルの物流売上も含まれる。

Farfetch

傘下に抱えたブランドの商品を販売するブランドGMVは7,272万ドル(9.6%増)、店舗で販売する店舗GMVは2,174万ドル(454%増)。

成長目覚ましいのは「フルプライス」と呼ばれる販売で、前年比90%伸びた。ブランド側にとって、値引きなしで販売できれば収益性が高く、ブランド戦略上も良いのは言うまでもない。

サードパーティ販売を牽引したのは、収益性の高いメディアソリューション。ブランドと協業してデジタルマーケティング施策を打ち出すもので、テイクレートを30.3%に引き上げた(前年同期は29.9%)。