2021年08月18日 07:00
採用支援ツールが好調
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求人サービスを展開するエン・ジャパンが復調の兆しを見せている。

2021年4〜6月の売上高は120億円(前年比16%増)、営業利益は23億円(同85%増)。2年前の水準には及ばないが、増収増益を果たした。

日本全国の求人数(正社員・アルバイト・パート)は2020年3月から5月にかけて半減。その後は徐々に回復傾向にあるが、依然として低調。その中で、正社員領域は比較的底堅い。

『エン転職』など国内求人サイトは売上64億円(前年比39%増)。IT・製造派遣など大口企業の採用需要が力強い。『エン エージェント』など国内人材紹介は売上24.5億円(同13%減)。

エン・ジャパン engage売上高

目を見張る好調さを見せているのが「HR-Tech」事業だ。

採用支援ツール『engage』で有料求人数が増加し、3.86億円(前年比56%増)を売り上げた。総利用社数は35.3万社で、利用企業数国内No.1の求人サービスだとアピールする。

サブスク型の応募管理システムを提供する「ゼクウ」も好調。同サービスを含むATS・テスト事業の売上高は3.76億円となった。