イベントDXが急伸
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動画ソリューションを手がけるブイキューブが好調だ。
2021年上期の売上高は60.3億円(前年比84%増)。営業利益は10.2億円(同3.9倍)に膨れ上がった。
成長の柱となっているのがイベントDX事業。イベントやセミナーのリモート配信を手がけ、製薬業界が中心顧客。就職説明会やバーチャル株主総会など、非製薬業界での需要も増加中。

バーチャル株主総会は上期146社に対応、集中日は1日30社の同時対応も実現した。6月には法改正でバーチャル「オンリー」の株主総会が可能に。来年の成長に期待するという。
同じくイベントDX事業を展開する米Xyvid社を買収。オンラインイベントサービスXyvid Proを提供しており、上期の売上高は340万ドル、営業利益140万ドルにのぼる。
社内外のコミュニケーションや事業のリモート化を支援するエンタープライズDX事業では、汎用ウェブ会議で成長横ばいを想定。動画機能を組み込めるSDKが売上1.8億円(前年比64%増)と高成長だ。
サードプレイスDX事業では個室ブース「テレキューブ」を提供、設置台数が累計4,207台に。その大半(3,633台 + サブスク268台)は企業向け。公共向けではJR東日本にも提供、2023年度に1,000か所への供給を目指す。