店舗の6割でデリバリー対応
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日本マクドナルドHDが好調だ。8月12日に発表された決算で、2021年上期の売上高が1,513億円(前年比8.6%増)。営業利益も172億円(同17%増)に拡大した。
注力するのがデジタル・デリバリー・ドライブスルーという三つの「D」だ。
全2,924店舗のうち、2,860店舗でモバイルオーダーに対応。次世代サービスとする「おもてなしリーダー」は約2,700店舗、「テーブルサービス」は約2,400店舗で展開。

テーブルサービスは名前の通り、客席まで商品を届ける。「おもてなし」を専門に行うスタッフと組み合せ、「未来型」店舗体験の実現を目指す。
デリバリー対応店舗は6月に1,754店舗に到達。Uber Eatsで1,517店、出前館で1,187店、McDeliveryで817店舗に対応する。
ドライブスルーは、1970年代からの開始と歴史が長い。利便性の高さが再評価され、利用が伸びているという。なお、日本マクドナルドは1971年の設立。今年5月に設立50周年を迎えた。
人材育成(ピープル)にも積極的だ。タブレット端末を用いた教育ツール「dCDP(Digital Crew Development Program)」ではコンテンツを拡充、オンライン授業の充実化も進める。