ポイ活からDXまで
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ポイントサイト「モッピー」などを運営するセレスが好調だ。2021年上期の売上高は129億円(前年比34%増)、営業利益は16.8億円(同107%増)だった。
事業は大きく「モバイルサービス」「フィナンシャルサービス」に分かれる。売上の大半を占めるモバイルサービス内ではポイントメディア、アフィリエイトプログラム、コンテンツメディア、「ゆめみ」を運営する。

成長著しいのがDX事業「ゆめみ」だ。2018年に子会社化した事業で、企業の開発やデザイン、マーケティングリソースなどの内製化を支援する。
ポイントメディアは金融系広告と会員数の増加により前年比増収。今後はモッピーアプリにフィンテック機能を順次搭載、入金(チャージ)からアプリ決済までをカバーし「ポイ活」アプリからFintechアプリへと進化させる戦略だ。
アフィリエイトプログラムは、自社メディア(コンテンツメディア事業)の媒体力を生かした直接取引が強み。自社メディアによる美容商材増加により、前年比51%増収を実現。取扱高の53%を美容が占める。
フィナンシャルサービスでは、コインチェックへの出資分によるアーンアウト2.95億円が貢献。暗号資産販売所「CoinTrade」を運営する子会社マーキュリーへの先行投資分を吸収した。