なりふり構ってられない
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米国の大手映画館チェーン「AMC」が事業再建に向けた取り組みを進めている。
8月9日に発表された2021年4〜6月期決算で、売上は4.4億ドル(前年比23.5倍)。コロナ前の水準からは遠いが、前年比で大幅な復調を果たした。
6月末時点で米国では全593店舗、海外は約95%に相当する335店舗で営業。海外店舗の大部分は、6月に入るまでほとんどが休業していた。
各国でワクチン接種が進んだことで、この四半期は2,200万人を超えるゲストが来訪。高収益の店内飲食(food & beverage)事業を支えた。
新たにワーナーブラザーズとの提携も発表。2022年に公開される映画について、45日間の独占先行上映を行う。映画館であるAMC側にとっては良い動きである。
株式発行により12.5億ドルを市場から集め、手元流動性は20億ドルに達した。AMCの101年の歴史の中でも最高水準だとアピールする。
CEOのアダム・アーロンは「AMCは再び攻め(on offense)に出る」とコメント。個人投資家からアイデアを集め、コンサートやプロスポーツ、eスポーツなど映画に限らないコンテンツを扱う方針だ。
年内にはビットコイン決済を受け入れる予定。なりふり構わない大手映画館の今後に注目したい。