2021年08月12日 07:00
5年後に売上350億円
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インターネット事業を多数展開する「じげん」が再成長に向けた打ち手を進めている。

2021年4〜6月期の売上は38.2億円(前年比36%増)で過去最高。営業利益は9.3億円(同55%増)と、コロナ禍からの底打ちを実現した。

取り組んだのは「積み上げ型」中心への収益構造転換だ。足元では23.5億円(前年比17%増)と、法人顧客の獲得とともに拡大する。

じげん売上構成

Living Tech事業では賃貸情報サイト『スモッカ』やリフォームの見積もりサイト『リショップナビ』を展開。KPIとする掲載事業所が33,615件(前年比15%増)に拡大した。

拡大著しいのがVertical HR事業。『リジョブ』や2020年9月に株式取得した『ミラクス』など、業界特化型の求人サイトを展開。掲載事業所数は60,968件(同16%増)となった。

第2次中期経営計画「Z CORE」として、2026年3月期に売上350億円、EBITDA100億円を目指す。

コロナ禍により、送客メディア全体として「生き残り戦略」を強いられていると指摘。一方、事業者の間ではDX推進の機運が高まっており、これから積極投資を進める上で「最適な状況」にあるとアピールする。

顧客開拓のため、マス広告などを通じた露出拡大も狙う。営業人員の拡充と地方拠点の確立などセールス強化も進めるという。