2021年08月06日 07:25
成長鈍化で株価急落
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クラウドソーシングプラットフォーム「Fiverr」が8月5日、2021年4〜6月期決算を発表。日本の「ココナラ」に似たサービスを展開するイスラエル発の企業だ。

売上高は7,526万ドル(前年比60%増)。前四半期からは鈍化しているが、依然として力強い成長が続く。営業損失は834万ドルだった。

牽引するのは法人向けサービス『Fiverr Business』。ローンチから3四半期しか経っていないにも関わらず、中核マーケットプレイス事業の5%を占めるまでに拡大した。

Fiverr

大企業からの利用を獲得していることで、購入者あたりの平均単価も向上。直近では226ドル(前年比23%増)となった。アクティブ購入者数は400万人(同43%増)に迫る。

SalesforceおよびWixとの提携を発表。両サービスの利用者が、質の高いフリーランサーに依頼できるという座組みだ。売り手として参加するには、特定の訓練プログラムを受講する必要がある。

巣ごもりで追い風を受けた多くの企業と同様、Fiverrもこれから更に成長率が鈍化する見通しだ。7〜9月の売上予想は6,800〜7,200万ドル(前年比30〜38%増)と開示。株価は24%も下落した。