「あつ森」以外はソフト販売増
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任天堂は8月5日、2021年4〜6月期決算を発表。売上高は3,226億円(前年比10%減)、営業利益は1,198億円(同17%減)だった。
『あつ森(あつまれ どうぶつの森)』が牽引した前年と比べ減収。巣ごもりの反動もあり、ソフトウェアに占めるデジタル売上比率が46.9%に減少した(前年は55.6%)。
物流の遅れや半導体の需給逼迫で生産体制への影響はあったが、Nintendo Switchの販売台数は前年比8.3%の拡大。廉価版の「Lite」は同じく57%減となった。
新たに発売した『New ポケモンスナップ』が207万本(海外のみ)、『マリオゴルフ スーパーラッシュ』が134万本の販売を記録。ミリオンセラータイトルは1Q時点ですでに9タイトルを数える。
Nintendo Switchファミリーの累計販売台数は9,000万台に迫る。10月8日には有機ELモデルを発売予定だ。発売5年目を迎え、買い替え需要を引き起こせるか注目したい。
自社ソフトウェアのセルスルーも、前年同期に全体の約4割を占めた『あつ森』を除けば増えている。2011年にWiiで発売した『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』のリメイク版を発売するなど、新作の公開も続ける。