相対的には優位
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Rokuが8月4日、2021年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比81%増の6.5億ドルと、高成長を持続させた。
パンデミックからの復調が進み、ユーザー指標の伸びは鈍化している。アクティブアカウント数は5,510万件(前年比28%増)、総視聴時間は174億時間(同19%増)となった。
売上成長を牽引したのはARPU(ユーザーあたり売上)で、直近1年間で36.46ドル(同46%増)に拡大。広告主全体として、ストリーミングへの予算転換が進んでいる。

Platform売上は前年比117%増の5.3億ドル。7つのトップ広告代理店全てとコミットメントを締結し、その金額は前年比で倍増した。Player販売は前年比フラット、部品供給の逼迫などもありグロスマージンはマイナスに落ち込んだ。
総視聴時間は前四半期(183億時間)から純減したが、相対的には優位であると強調。伝統的なテレビ視聴時間は前年比19%減と、巣ごもりからの反動がさらに大きい。
3Qの売上高は6.8億ドル(前年比51%増)前後を予想。粗利益は3.2億ドル(同49%増)と、今年に入ってからは横ばいを見込む。株価は時間外8.2%もの下落となった。