オンライン保険相談
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カカクコムは8月4日、2021年4〜6月期決算を発表。売上収益は120億円(前年比27%増)、営業利益40億円(同82%増)と前年比で復調した。
価格.comでは、大きく伸長した前年からの反動でショッピング事業が21%減収。金融(クレジットカード)や通信(海外WiFi)などを扱うサービス事業も4%減収だった。
食べログには依然コロナ影響が残る。有料プラン契約店舗数は新規獲得が減少し55,800店舗(前年比▲3,300店舗)に。ネット予約人数も419万人と、コロナ前と比べ半分以下の水準だ。
固定ARPU(顧客あたりの売上)は1.72万円と、半年前の2.06万円から低下。従量ARPUは3,600円で、前四半期(4,900円)から減少した。
その他事業では旅行・移動領域にコロナ影響が残るが、求人(前年比92%増)や不動産(同29%増)、ファイナンス領域(同21%増)が引き続き好調。
興味深いのは「カカクコム・インシュアランス」の動向だ。オンライン保険相談の件数は前年比624%もの拡大となり、売上高は同22%増。半年前に開始したオンライン保険相談サービスが功を奏している。