アリババグループが8月3日、2021年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比34％増の2,057億元（≒3.5兆円）、営業利益は同じく11％減の308億元（≒5,200億円）だった。

グループ全体で直近の年間購入者数は11.8億人。うち9.12億人が中国国内、2.65億人がグローバルだ。後者にはAliExpressやLazada（東南アジア）、Trendyol（トルコ）、Daraz（南アジア）といったサービスが含まれる。

中国マーケットプレイス事業において、6月時点のモバイルMAUは9.39億人。引き続き郊外地域が成長の源泉だ。C2Mモデルの『Taobao Deals（淘特）』において、年間購入者数は1.9億人を超えた。

C2Cの二次流通品マーケットプレイス『Idle Fish（闲鱼）』も伸びている。月間アクティブユーザー数はこの四半期を通じ、1億人超にのぼった。

「ニューリテール」分野では『Community Marketplaces』事業に注力。一部地域で翌日ピックアップサービスを提供、こちらも郊外地域でのユーザー獲得に貢献している。GMVは四半期比で200％増と、猛烈な成長だ。

デリバリープラットフォーム『Ele.me』は注文数が前年比50％増。東南アジアの 『Lazada』も同じく90％増と急拡大がつづく。