2021年08月04日 07:00
グローバルで成長
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オンライン教育プラットフォームを手がける「Coursera」が現地時間8月3日、2021年4〜6月期決算を発表。

売上高は前年比38%増の1億209万ドル。営業損失は4,579万ドルに拡大した。CEOのジェフ・マッジョンカルダは多くの組織で需要が高まっていると強調する。

GoogleやIBM、Facebookといったテクノロジー企業とも連携、職務直結型のコースを取り揃えてきた。学位や業界経験を持たずとも、新たなデジタルキャリアを築くのに必要な学びが得られる。

コンシューマー売上は6,200万ドル(前年比23%増)と、パンデミックから一巡した今も成長が続く。登録ユーザー数は8,700万人に続伸した。エンタープライズ売上は2,820万ドル(同69%増)。有料法人顧客は584社(同109%)と拡大している。

Coursera Degrees

学位を取得できる「Degrees」売上も1,190万ドル(同78%増)。ここでは連携する大学に学生から直接費用を支払い、その手数料をCourseraが徴収。そのためコンテンツ費用がなく、売上の全てが粗利益となる。同事業の学生数は14,630人(前年比81%増)と拡大した。

IntuitやTencentなど新たに6社の企業パートナーを発表。一方ではバルバドス(カリブ諸島の国)政府と連携、国レベルでのスキルアッププログラムを開始した。主に米国外の大学にコンテンツを提供する『Coursera for Campus』もメキシコやインド、モロッコなどで利用が進む。