2021年08月04日 07:00
大幅な復調を見せるが...?
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米国の配車サービス「Lyft」の復調が続いている。8月3日(現地時間)に発表された2021年4〜6月期決算で、売上高が前年比125%と大幅に回復した。

共同創業者でCEOのローガン・グリーンは「あらゆる指標で見通しを上回り、モメンタムを強めている」と自信をみなぎらせる。7月にはCOVID患者数が再び増大したが、成長は続いたという。

トップラインの拡大に伴い、営業損失も2.4億ドルへと大幅に改善。前年同期は4.8億ドルの赤字だった。調整後EBITDAは2,380万ドルの黒字を確保(2Q21)している。

Lyft

アクティブ乗車ユーザーは1,714万人(前年比97%増)。乗車ユーザーあたりの売上高は44.6ドル(同14%増)とそれぞれ拡大した。

売上高から原価を引き、株式報酬など原価の一部を調整した「貢献利益率(Contribution Margin)」は59.1%と、事前の予想(56.5〜57.5%)を大きく上回った。ここ5年間でも最高の値だ。

CFOのブライアン・ロバーツは「1時間当たりの収益でドライバーたちに記録的な成果を共有できた」ともコメント。一方、業界ではドライバー不足が懸念。デルタ株の広がりが影を落とす中、下半期も成長を続けられるか疑問も残る。