2021年08月02日 07:00
経常利益230億円へ
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M&A仲介大手の日本M&Aセンターが力強い成長を続けている。

2021年4〜6月期の売上高は116億円(前年比28%増)、営業利益は58.5億円(同20%増)。成約件数(売り・買い案件別カウント)は293件(同26%増)と、それぞれ拡大した。

上半期の業績予想について上方修正も発表。売上予想は30億円増額して200億円(前年比6.5%増)、営業利益は同じく22.6億円増額した100億円(同2.3%増)を見込む。

日本M&Aセンター

新たな中期経営計画の設定も公になった。2023年度までの3か年を対象とし、連結経常利益230億円を目指す。

まずは2021年度中に純粋持株会社体制に移行、経営スピードの向上とDX戦略の推進、人材の積極的採用といった打ち手を進める。長期的ビジョンでは、年平均+15%の継続的な成長が目標だ。

M&Aマッチングサイト『BATONZ』は累計成約件数1,000件を突破。1,000社超のM&A支援専門家のネットワークを構築し、成約を後押しする。主な狙いは、全企業の85%を占める年商1億円未満の小規模事業者だ。

日本M&Aセンターが扱う案件は、売上高20億円以下の中堅・中小企業が9割超。潜在顧客数が大きく、あらゆる地域・業種を組み合わせて最適なマッチングを実現できるとする。