2021年08月02日 07:00
ワンストップショッピング更に拡大へ
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間接資材などのネット通販を手がけるMonotaROの成長が続いている。30日に発表された2021年上半期決算で、売上高は前年比22%増の919億円となった。

成長著しいのが「大企業連携」と称する購買管理システム事業。前年の新型コロナウイルスの影響による需要減の反動もあるが、上期売上高は前年比46%増と高成長を維持した。

連携企業数は1,549社(前年比62%増)、2020年末からは312社の拡大。そのうち『One Source』が14社(1社が導入検討中)、950社が『One Source Lite』を利用する(587社が検討中)。

MonotaRO

事業者向けネット通販事業(monotaro.com)では、上半期に約65万の新規顧客を獲得(計画通り)。商品検索・購買行動の傾向から予算をリスティング広告に適切に配分、LTV(生涯価値)の高い事業者顧客をターゲットに獲得した。

新型コロナで拡大した一般個人顧客の割合は減少傾向。既存顧客の売上拡大施策として、検索機能(見つける時間の短縮)改善や取扱点数の拡大に取り組んだ。

サプライチェーン高度化に向け新ITプラットフォームを構築しており、商品情報管理および受発注管理システムを2022年の年初より運用開始予定。前者でさらなる「ワンストップショッピング」拡大、後者で「商品の到着を待つ時間短縮」「配送・物流関連コスト抑制」を狙う。