Shopifyは28日（現地時間）、2021年4〜6月期決算を発表。パンデミックによる成長加速から一年、依然として力強い成長が続く。

売上高は前年比57％増の11.2億ドル。そのうち定期課金サービスが3.3億ドル（同70％増）と牽引する。GMVは422億ドル（前年比40％増）。自前決済によるGPVはそのうち203億ドルを占め、構成比は48％に拡大した。

年次イベント『Shopify Unite 2021』では、出店者や開発者を支援するための取り組みを数多く発表。『Online Store 2.0』としてオンラインストアのカスタマイズ性を「劇的に」拡張。コードによる編集がなくともさらに柔軟な変更ができる。

開発者向けにはReactフレームワーク『Hydrogen』を発表。カートやメディアギャラリーといったコマース特化型のコンポーネントを多数用意し、ストア画面を構築する際の複雑な部分を解消。

Shopifyアプリストアやテーマストアで販売される最初の100万ドルについて、レベニューシェアを0％とする方針も発表、開発者ファーストのビジネスモデルとしてアピールする。

注力するモバイルショッピングアシスタント『Shop』は登録者1.18億人に拡大（Shop PayおよびShop Appの利用者）。そのうち2,300万人が月間アクティブユーザーだった。