米Microsoftが27日（現地時間）、2021年4〜6月期決算を発表。呆れるほどの収益性の高さを改めて市場に見せつけた。

売上高は前年比21％増の462億ドル。営業利益は同じく42％増の191億ドルだった。営業利益率は依然として40％を超えている。

成長を牽引するクラウド事業（Intelligent Cloud）は前年比30％増の売上174億ドルへと加速。Googleのクラウド事業を3倍以上も上回る大きさだ。『Azure』は前年比50％増収と高成長がつづく。

『Office』シリーズを展開する生産性ツール（Productivity and Business Processes）部門も前年比25％増の売上147億ドルに加速した。クラウド製品『Microsoft 365』のコンシューマー会員数は5,020万人に拡大。

Windowsなどを展開する『More Personal Computing』部門は『Windows10』切り替えなどによる特需からの反動が見える。プロ向けWindows OEMは前年比2％減。一方、ノンプロ向けは同じく44％増と力強かった。

ゲーミング領域は前年比50％の増収。Xboxハードウェア売上は前年比232％の増収、コンテンツ・サービスは同じく34％増となった。