パンデミックからの復調
Starbucks Multimedia
米スターバックスが27日(現地時間)、2021年4〜6月期決算を発表。パンデミックからの見事な復調が表れている。
売上高は前年比78%増の75億ドル。営業利益は15億ドルで、大幅な黒字に転換した(前年同期は7億ドルの赤字)。

世界の既存店売上は前年比73%増、中でもアメリカ圏では84%増と力強い。海外は41%増、うち中国が19%増だった。中国は新型コロナからの復調時期が早かったことによる。
米国と中国はスターバックスにとって二大市場であり、店舗数の62%を占める。6月末時点でそれぞれ15,348店舗、5,135店舗を展開。世界の店舗数は33,295店にのぼる。
デジタル戦略も堅調だ。米国におけるアクティブな「リワード会員」は前年比48%増の2,420万人。
CEOのケヴィン・ジョンソンは「スピードとアジリティをもって動けることが、スターバックスを差別化している」と強気なコメントを寄せる。好調を受け、通期の利益予想を上方修正。一方では年間1,100店舗の純増(うち中国が600店)を目指す。