2021年07月27日 07:00
本業、投資ともに絶好調
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コーエーテクモHDの勢いが止まらない。『信長の野望』『三國志』など、人気のゲームシリーズを多数展開する会社だ。

2021年4〜6月期の売上高は前年比81%増の205億円、営業利益は同122%増の97.2億円。投資有価証券売却益63.2億円を計上し、経常利益は同106%増の184億円にのぼった。

パッケージゲームでは『戦国無双5』などの新作、『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』などリマスター版の発売、『仁王2 Complete Edition』などのリピート販売が好調。同売上は前年比81%増の107億円だった。

コーエーテクモHD

スマートフォンゲームでは自社開発の『三國志 覇道』が堅調。オンライン・モバイル事業に含まれるスマホ・ソーシャル売上は前年比92%増の84.4億円と膨らんだ。

IP許諾はQookka Gamesが配信する『三國志 真戦』が日本でサービス開始(5月)し、ロイヤリティ収入も高い水準が続いた。

国内売上は前年比130%増の99.9億円。海外も50%増の105億円と好調で、うちアジアが64.3億円(前年比40%増)、北米が31.6億円(同104%増)だった。

あまりに好調な進捗を受けて、業績予想の上方修正を発表。上期の売上高は320億円、営業利益120億円、経常利益210億円を見込む。