2021年07月27日 07:00
いろいろ凄い
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Tesla ギャラリー

米電気自動車メーカー「Tesla」は今朝方、2021年4〜6月期決算を発表。生産・販売台数ともに20万台を突破し、過去最高となった。

売上高は120億ドル(前年比98%増)、営業利益も13億ドル(同301%増)と力強い。グロスマージンは28.4%(前年同期は25.4%)。排出権取引を除いても25.8%(同18.7%)と大幅に改善した。

営業利益率は約11%と、初めて二桁台にのぼった。販管費には、2018年に定めたCEO株式報酬1.76億ドルが含まれている。

Tesla

車両の平均販売単価(ASP)は前年比2%の減少。高単価のModel SやModel Xの割合が減少し、中国で生産する低単価車両の構成比が拡大した。

業界では半導体不足によるサプライチェーンひっ迫が顕著だ。Teslaも例外ではなく、サプライチェーンチームや開発、工場のメンバーは「とてつもないハードワーク」を強いられたという。

電気自動車への需要は世界的に「かつてないほど」力強い。2021年後半の業績は、部品の供給によって左右されることになりそうだ。

直近では『Tesla Vision』への移行を発表。今後Model 3やModel Yにレーダーは搭載されず、イメージセンサー(カメラ映像)によるコンピュータービジョン「だけ」を利用した自動運転機能を実装する。