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米国の放送局「CNN」が来年の初め(Q1 2022)、サブスクリプション型の新サービス『CNN+』を開始することを発表した。
もともとCNNは1980年、世界初の「24時間」ニュース専門チャンネルとして設立。戦争や自然災害、政治からポップカルチャーまで幅広くカバーし、米国だけでなく海外からも視聴を集める。
1995年にはオンラインのニュースサイトを開始。そのCNNが、ニュースに特化した動画ストリーミングサービスを新たに開始するわけだ。
NetflixやAmazon、Disneyなど、名だたる企業が動画配信サービスに巨額の投資を行なっているが、どのプラットフォームも「ニュース配信」には消極的だ。
Netflix共同CEOのリード・ヘイスティングスはかつて「ニュース領域に進出するつもりはない」と明確に認めていた。報道機関には巨大な情報網が必要で、いくらNetflixといえど、後発で高収益を実現する見込みは低い。
CNN+に含まれるのは、ライブおよびオンデマンド型のコンテンツだ。当初は8〜12時間のライブ放映を開始するほか、『Parts Unknown』『United Shades of America』などの人気シリーズを見られる。
新サービスのターゲット層について、CNNは「CNNファンやニュースジャンキー、高品質なノンフィクション好きのため」と明言している。動画配信領域での次なる展開となるか、注目したい。