2021年07月26日 07:00
「長期的には」強気
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Intel Press Kit

米半導体メーカーのIntelは22日、2021年4〜6月期決算を発表。売上高は196億ドルで、前年同期の197億ドルに比べてほぼフラットとなった。

グロスマージンは57.1%で、前年同期の53.3%から改善。一方で販管費は膨らみ、営業利益率は前年比0.6ポイント減の28.3%で着地した。

今年就任した新CEOのパット・ゲルシンガーは「半導体業界にいる上で、これほどワクワクする時期はない」とコメント。一方、翌日の株価は1日で5%以上も急落した。

Intel Corporation

直近では3D積層技術「Foveros」など先端的な半導体パッケージング技術について、ニューメキシコの拠点拡大に35億ドルの投資を発表。

Microsoftとのパートナーシップでは、Windows PC上でよりよい「モバイル体験」を実現する『ブリッジ技術(Intel Bridge Technology)』などを推進する。

『Windows 11』の発表で、MicrosoftはAmazonストア経由でAndroidアプリが利用できるようになる方針を示した。これを下支えするのが、Intelの「ブリッジ技術」だ。

今回の結果は、4月に開示した売上を7億ドル上回る。2021年の通期予想(Non-GAAP)は引き上げ、売上高735億ドル(前年比1%増)、一株あたり利益(EPS)4.8ドル(前年比6%減)を見込む。