ServiceNowの製品を活用
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シイエヌエスが7月15日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場は8月20日を予定している。設立は1985年。UNIXの日本語化やカーネル移植業務から始まり、35年以上にわたり事業を運営してきた。
オンプレミスからクラウド、ビッグデータの分析に至るまで、顧客に応じたシステムエンジニアリングサービス事業を展開。NTTデータや野村総研を「パートナー」とし、NTTデータは約4%を握る大株主でもある。

売上高の55%は上位3顧客が占めており、その中には上記二社も含まれる。もう一社は「デュアルカナム」という、小売企業向けのシステム提供を手がける会社だ。
成長の柱として位置づけるのが「デジタル革新推進事業」。企業のDX推進を目的に様々な技術ソリューションを提供し、具体的には米ServiceNowの製品を活用、NTTデータと協業してシステム保守・運用業務変革の取り組みを進める。
システム・サービス管理SaaS市場は高い成長を続けており、2020年は198億円(前年比25%増)を見込む。今後も伸び続け、2024年には514億円に迫る勢い(IDC)だ。
株式の想定発行価格は1,650円、上場時の発行済株数は2,828,000株。想定時価総額は46.7億円となる。