コロナ禍でも黒字キープ
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タンゴヤが7月16日、JASDAQスタンダードへの新規上場を承認された。上場日は8月24日を予定している。
ルーツは1928年創業の「丹後屋羅紗店」。1964年に「タンゴヤ」に商号を変更し、2009年にはグループ会社だったデパーチュア社で『Global Style』ブランドを立ち上げ、現在のメイン事業になった。
売上の7割以上を占める『GINZA Global Style』は、「高感度で高品質、かつ低価格から中価格(1着あたり税抜2.4万円〜10万円)」という「お買い得感」が特徴。

無料で個室空間を貸し切れる「プライベートフィッティングルーム」を用意し、オーダーメイド品を注文するプロセスを最大限楽しめるよう配慮する。全国主要都市を中心に14店舗を展開。
店内にカフェを併設した『GINZA Global Style COMFORT(6店舗)』、部屋がさらに広い「プライベート テーラリングルーム」を設置した『MARUNOUCHI Global Style(1店舗)』も展開。
昨年6月には『GSオンラインオーダーサービス』も開始。採寸データを保有する会員向けに、カウンセリングサービスやオンライン注文を受け付ける。祖業の『TANGOYA』は5店舗を展開。
新型コロナウイルスの感染拡大により、スーツ市場は全体的に打撃を受けた。こうした中でもタンゴヤは、3Q累計で2.4億円の経常利益を確保している。株式の想定発行価格は1,570円、上場時発行済株数は1,751,372株。想定時価総額は27.5億円となる。