2021年07月19日 07:00
積み上がるライセンス収益
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チームスピリットが14日、2021年8月期3Q決算を発表。3〜5月の売上高は前四半期から減少、前年比16%増の7.3億円だった。

売上高が減った要因は、2Qに大口のスポットサポート売上の計上があった反動。ライセンス売上はGB/EBU(大企業)セグメントが牽引し、着実に成長している。

契約ライセンス数は313,822件(前年比16.6%増)。GB/EBUセグメントは150,330件(同29.2%増)で、全体の48%を占めるまでに拡大。3Qは大口商談がなかったものの、500〜1,000ライセンス規模の商談が堅調に積み上がったという。

チームスピリット

契約ライセンス数ベースのグロス月次解約率は0.57%と低水準。ライセンスMRR(月次ストック収入)ベースのネット月次解約率は△0.35%と「ネガティブチャーン」を続ける。

3月に本格販売を開始した大企業向け製品「TeamSpirit EX」では、社内人材のアサインを最適化する拡張機能「PSA」を発表。SIerやゼネコン、広告代理店といった「プロジェクト型ビジネス」で適切な労務管理ができるとする。

業績見通しに変動はなく、重点領域としてきた「採用・教育」「マーケティング」「エンタープライズ市場開拓」を中心に、4Qにも積極投資を進める予定。