2021年07月19日 07:00
ビジネス系カテゴリが牽引
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知識やスキル、経験を「商品」として出品、「ECのように売買できる」プラットフォームを手がけるココナラが好調だ。

2021年3〜5月(3Q)の営業収益は7.27億円(前年比63%増)、営業利益は4,700万円(同65%増)。流通高は25.3億円(同57%増)となった。通期の営業収益予想は27.1億円に上方修正した。

4月からは出品者の支援・活性化を目的に手数料率を変更。出品者側を25%(変動あり)から20%(一律)へと引き下げ、購入者側を0%から5%に引き上げた。

ココナラ

購入UU(ユニークユーザー)は12.7万人で、前年比34%の拡大。一人当たり購入額は19,826円(前年比17%増)と、ともに拡大している。

成長を牽引するのが、単価の高い「制作・ビジネス系カテゴリ」だ。流通高は前年比74%増の15.2億円となり、全体の6割を占めた。創業以来の「相談系」カテゴリは同33%増の10.1億円。

テレビCMなど大規模マーケティングにも取り組んでおり、3〜5月には8,600万円を投下。これらの投資はいつでも止められる性質であるとし、今後は「修正後営業利益の⿊字」を維持する方針。

2022年8月期には10億円以上のマーケティング投資を予定。通期営業利益を赤字にする計画だ。オーガニック(無料)で集客全体の大半を獲得し、新規ユーザー獲得の回収期間は1か月。WEB広告のみでも1年程度、テレビCMについても数年で回収可能(間接効果含む)とアピールした。