2021年07月16日 07:00
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「スポットコンサル」で業界の知見を聞けるビザスクが成長を加速している。15日に発表された2021年3〜5月期決算で、売上高は前年比85%増の5.6億円。営業利益は1.2億円(同1485%増)だった。

登録者数が15万人に拡大し、取扱高は9億円を突破(前年比88%増)した。法人クライアント数は826口座(前年比55%増)となり、フルサポート型サービスのインタビューマッチング数は6,400件(同73%増)。

ビザスク取扱高

通期予想に対して営業利益の進捗率は50%を超えたが、2Q以降に投資を積極化する方針。採用からマーケティングまで、プラットフォーム拡大のための投資を進める。

新規口座の獲得では、Web広告やウェビナー、展示会や紹介など多様な集客チャネルを駆使。2021年2月期は年間1.1億円を広告宣伝費に投じたが、今期は2億円近く(目視)まで増額する予定だ。

既存顧客向けでは利用促進に加え、コンサル・金融法人向けで他部署への横展開も狙う。口座あたりの取扱高が拡大するほど、プラットフォームとしての収益性も改善するモデルだ。

国内インタビュー市場には200億円のアップサイドがあると推測。長期的にはリサーチ市場(1,000億円)やナレッジ全般(約8,000億円)、海外展開によるTAM拡大を目指す。