ITエンジニア需要
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ITエンジニアに特化した人材事業を営む「Branding Engineer」が売上を伸ばしている。15日に発表した2021年3〜5月期(3Q)決算で、売上高が11.3億円(前年比41.5%増)。3四半期連続で過去最高を更新した。
主軸とするのは、フリーランスエンジニアを派遣する「Midworks」事業。16,000人を超えるフリーランスのIT人材データベースを保有し、企業のDXをサポートする。

エンジニア稼働数は過去最高の1,418人(前年比53.5%増)。取引企業数は同じく43.2%増の265社とそれぞれ拡大。DX推進のため、企業のITエンジニア需要が高まった。
中長期の成長を見据え、広告費や採用関連費への投資を加速している。Midworks事業のセグメント利益(3〜5月)は9,000万円(前年比123%増)にのぼった。
プログラミングスクール事業「tech boost」はWeb広告の費用対効果の悪化で低迷。メディア事業ではWebマーケティングのコンサルサービス「SAKAKU」を展開、四半期で9,900万円を売り上げた。
市場環境として強調するのが、急激なDX進展に伴うIT人材不足の深刻化だ。足元の好調を受けて、通期予想の上方修正を発表。売上高は42億円、営業利益は1.0億円を見込む。