2021年07月16日 07:00
ドイツ拠点が急回復、過去最高に
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グッドパッチが7月15日、2021年8月期3Q決算を発表。売上高は20.3億円(前年比26%増)、営業利益3.4億円(同105%増)と増収増益を実現した。

主軸のデザインパートナー事業は、2021年3〜5月期の売上高が5.1億円(前年比40%増)に拡大。国内では3Qにプロジェクトの入れ替わりが多い季節性があるが、好調を維持。問い合わせ数は前年比2.5倍と好調だ。

好調を支えたのが、急速に回復したヨーロッパ(ドイツ)部門。売上高は過去最高の8,000万円となり、2,600万円の営業黒字に回復した。

グッドパッチ

人材紹介やSaaSを展開するデザインプラットフォーム事業では「Goodpatch Anywhere」の売上高が1.1億円と前四半期(1.2億円)から減少。デザイナー数は275人(前年比2.2倍)と拡大しているが、稼働数は40人前後で停滞している。

デザインパートナー事業とのリード共有などプロジェクト獲得面の施策に加え、サービス提供面では主要メンバーを正社員化。優れたデザイナーを案件に迎え入れ、品質管理を強化する。

デザイン人材を紹介する「ReDesigner」事業は前年比73%増収の高成長。今期100社を目指してきたSaaS「Strap」の契約企業は78社に増加した。