2021年07月15日 07:00
紙をデジタルにする会社
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Sansanも14日、2021年5月期本決算を発表。売上高は前年比21%増の162億円、営業利益は同2.7%減の7.4億円だった。

クラウド名刺管理サービス『Sansan』は、3〜5月の売上高が39.3億円(前年比17%増)に伸長。営業利益は16.1億円(同3.6%増)に拡大した。

SNS型の名刺管理サービス『Eight』は売上高4.99億円(前年比48%増)、営業損失は1.9億円。ビジネスイベントの開催などにより、BtoBサービス売上高が4.3億円(前年比61%増)に伸びた。

Sansan

今後の注目は、請求書のオンライン受領サービス「Bill One」だ。請求書の受け取りをオンラインで代行し、正確(99.9%)にデータ化してくれる。

昨年5月にサービスを開始し、今年5月末の契約件数は239件と、前四半期の1.7倍に。日本国内の約200万社が潜在顧客になるとし、2022年5月末までに1,000件以上を目指す。

今年5月にはテレビCMを再放映したほか、100名以下企業向けのスモールビジネスプランも開始。初期費用・月額費用が無料で、月に100件までの請求書を無料で受け取ることができる。

もう一つの戦略が、ビジネスイベントにまつわる課題の解決だ。集客から受付、交流やアンケートなど開催前中後で多様なサービスを展開する。5月には自社メディア『Eight ONAIR』を開始した。