2021年07月14日 07:00
マスク以外は成長
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Shutterstock

ハンドメイド品のマーケットプレイスを展開する「クリーマ」が13日、2021年3〜5月期(1Q)決算を発表。売上高は6.1億円(前年比16%増)、営業利益は1.5億円(同21%増)となった。

前四半期にテレビCMを実施しプロモーション費が2.5億円に増加したが、今四半期は実施せず1.2億円に縮小。流通総額の拡大とともに収益が増加した。

1Qの『Creema』流通総額は41.7億円。前年同期の42.6億円を下回ったが、コロナ禍で需要が増えた「ハンドメイドマスク」の影響を除くと27%の拡大だ

Creema 流通総額

タレントの千秋氏が主催するグループ企業の「ハローサーカス」ではファッションデザイナー丸山敬太氏と協業、「スタークリエイター発掘プロジェクト」を開始した。

公募により決定した4名のクリエイターに丸山氏とのコラボ作品を制作してもらい、完成した作品を9月にCreema上の特設ポップアップストアで販売する。

マーケットプレイス上の出品数は1,189万件(前四半期比5%増)、アプリダウンロード数は1,154万件(同3%増)に拡大。低価格のマスク販売が減り、平均取引単価(日本)は5,078円に回復した。

コロナ拡大でイベント・ストア販売が縮小したが、今後は徐々にバランスが戻ることを想定。2023年期以降の事業成長を加速し、2024年期に売上高41.9億円を目指す。