2021年07月14日 07:00
時価総額1,000億円が指針
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ニュースアプリなどを展開する「Gunosy」が13日、2021年5月期本決算を発表した。売上高は前年比36%減の89.1億円、営業利益は7.2億円(同17%減)。

営業利益は計画値(5億円)を大幅に超過。『グノシー』のMAUが下げ止まったほか、4月1日にリリースした『auサービスToday』が業績に貢献した。

前回に引き続き、ゲームエイトの業績が力強い。3〜5月の売上高は4.41億円(前年比38%増)と、Gunosy全体の18%を占めるまで拡大した。

Gunosy

中期経営計画の説明資料も発表。「情報を世界中の人に最適に届ける」というミッションのもと、時価総額1,000億円を中長期の指針とする成長イメージを公表した。

『グノシー』は価値ある情報提供に向けたリニューアルが完了、再投資フェーズへ移行。動画や音声も活用し、よりシンプルに分かりやすく情報を伝える方針だ。

KDDIとの連携では、auユーザーに「圧倒的」に支持されるサービスを目指す。au端末へのプリインストールを強みに、中長期で約5倍の成長ポテンシャルが達成可能という。

ゲームエイトは営業利益4.97億円と、全体の利益額の大半を稼ぐまでに成長。海外事業や新規事業への投資も続け、中計期間中に2倍以上の売上成長を目指すとする。

コロナ収束に伴い『グノシー』アプリへのポジティブ影響が生じる可能性があるとして中期(3か年)の財務目標算定を見送った。2022年5月期上期決算発表のタイミングを目標とし、速やかに開示する方針。