2021年07月13日 07:00
100億ドル相当の「夢」
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Shutterstock(画像は2014年のもの)

英国の実業家リチャード・ブランソンが宇宙事業「ヴァージン・ギャラクティック」でのテスト飛行に自ら搭乗し、無事帰還した。

ジェフ・ベゾス氏に先んじて創業者によるテスト飛行を成功させたわけだが、歴史は長い。設立は2004年のことで、それまでにもプロトタイプの開発に数年をかけていた。

特徴的なのは「水平型」の飛行システムだ。垂直に発射される一般的なロケットとは異なり通常の航空機に近いため、パイロットにとっても運転しやすく安全性が高いとされる。

2021年1〜3月期の売上高は計上なし。純損失は1.3億ドルにのぼった。チケットあたり25万ドルと高額ながら、すでに約600件も販売(≒1.5億ドル相当)しており、デポジット金は8,000万ドルにのぼる。

あまりに未知数な事業だが期待は大きく、時価総額は100億ドルにのぼる。新たに5億ドル分の株式を発行するという発表もあり、昨晩はわずか1日で17%も株価が急落した。