中国最大の家事代行
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オンデマンドで家事代行サービスを頼める「Daojia(天鹅到家)」はニューヨーク市場への上場に向け、上場申請書類を開示した。
使命に掲げるのは「すべての家庭を幸せな場所にする」こと。中国の99都市で1,600万人の利用者、150万人超のサービス提供者(認証済み)が登録する。ワーカーの多くは農村地域に住む女性だ。
中国には63万近い家事サービス業者がいるが、多くはブランドを持たない個人店。サービスの質は担保されず、提供側にとっても、支払いが期日までに行われないなどの課題があった。
2018年の総取扱高(GTV)は61.5億元、2019年には91.9億元に拡大。2020年にはコロナ影響もあって88.3億元(≒1,495億円)へと減少した。
2014年に創業し、取扱高ベースでは業界最大のプラットフォームになった。これからの5年で、提供地域やサービスジャンルを拡大するほか、さらに多くのキャリア開発ソリューションを展開するという。
2017年からは「Swan Collaboration Network」として外部事業者向けのSaaSも提供開始。3月末時点で96の業者が参加しているという。