2021年07月09日 07:00
独自アプローチで勝負
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ローソンが8日、2021年3〜5月期決算を発表。営業総収入は前年比8.9%増の1,693億円、営業利益は同じく305%増の106億円だった。

昨年より生鮮品、冷凍食品、酒類といったカテゴリに注力。チルド弁当を3月に刷新した新シリーズ「これが弁当」が好評だったほか、「金しゃりおにぎり」シリーズも堅調。

誕生35周年を迎えた「からあげクン」などカウンター商品も好調だったという。店内調理サービス「まちかど厨房」も約6,700店舗(5月末)で展開。「まい泉」など外食企業との協業が人気で、導入店舗の拡大に取り組む。

ローソン

フードデリバリー対応も強化中だ。Uber Eatsやfoodpandに加え、4月から『Wolt』を導入。3社合計の導入店舗数は28都道府県の1,635店舗となった。

高級スーパー「成城石井」は5月末時点で164店舗を展開。緊急事態宣言の発令とともに路面店が好調。駅ビルや商業施設の店舗についても、回復基調が続いている。

エンタメ事業は苦境が続くが、セグメント黒字化を実現。スポーツや演劇、レジャーなどのジャンルが牽引したほか、オンラインライブ配信のチケット取扱拡大に取り組む。

海外事業では中国市場への展開が目覚ましい。5月末時点で3,640店舗(前期末比+296店舗)を展開、店舗数は日系コンビニの中で最大級となっている。