2021年07月08日 07:00
フルデジタリゼーション
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Shutterstock

イオンファンタジーは7月7日、2021年3〜5月期(1Q)決算を発表。売上高は前年比262%増の133億円と復調。営業損失は17.6億円だった。

イオンのグループ企業として『モーリーファンタジー』『PALO』などを全国各地の商業施設などで展開。銭湯をボールプールにした『こどもの湯』も運営する。

新型コロナ拡大によって甚大な影響を受けたが、中国事業が回復を牽引。前期3Qより売上が回復に転じた。国内事業は緊急事態宣言や「まん防」による対応で、売上が減少した。

5月末時点の店舗数は国内431店舗、海外422店舗。そのうち843店舗が直営店である。

イオンファンタジー

コロナ影響を免れた「オンラインクレーン事業」では、人気Vチューバーとのコラボなど独占景品の集中展開や、「おうち時間」の利用促進に向けたキャンペーンに取り組んだ。前年比92%増と、大幅なプラスで推移している。

足元では「フルデジタリゼーション」に注力しており、会員制度「モーリーフレンズ」で新規会員獲得キャンペーンを実施、デジタル会員化への移行を進める。

中国では既存店売上が一昨年比114.3%と大幅なプラス。トークンセット販売による客単価アップに加え、大手ECサイトでの販売強化や広場でのイベント集客にも力を入れる。5月末時点の店舗数はFC含め200店舗。

通期売上予想は700億円(前期比51.8%増)、営業利益14億円で据え置き。時価総額は431億円で、昨年初めの暴落以降は堅調に推移している。