2021年07月08日 07:00
王者との距離は大きい
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電気自動車などを製造する中国企業「BYD」が2021年6月までの販売動向などを発表。上半期の電気自動車(バッテリー型)販売台数は93,440台だった。

この数字は、前年同期(46,261台)と比べて2倍以上の大きさだ。力強い復調を見せているように見えるが、2019年上期(95,779台)と比べると減少した。

BYD 電気自動車の販売台数

一方でプラグインハイブリッドは56,771台と、2年前(44,982台)と比べても拡大している。6月単体で見ても、バッテリー型電気自動車と比べて84台多かった。

ライバルのNioは上期に41,900台を販売。王者テスラは全世界で38.6万台を売るなど、大きく水を空けられているのが現状だ。

BYDは上半期、合計で246,689台を販売。そのうち新型エネルギー車は154,579台だ。電気自動車スタートアップが台頭して競争が熾烈化する中、どれだけ優位性を保てるか注目したい。