2021年07月05日 07:00
港南台に「食」の大型売場
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良品計画が7月2日、2021年8月期3Q決算を発表。営業収益は3,450億円(前期比15%増)、営業利益は351億円(同173%増)だった。

国内事業では緊急事態宣言による最大70店舗の休業などマイナス影響があったが、以前から進めてきた価格引き下げや「食品」カテゴリの強化などが奏功。全店売上(EC含む)は(前年比)120.6%、うち食品が169.5%と牽引した。

良品計画

同じく国内で、人件費など販管費コントロールも推進、大幅増益につながった。6月の月次は、EC含む全店で94.6%と前年割れ。土日休業による影響のほか、前年同月が自粛明けで需要が活発だったことによる。

海外事業では、中国大陸における既存店売上が110.7%と堅調。やはり食品が118%と牽引した。販売チャネル別ではECが約20%の伸長となっている。欧米事業は営業収益が前年比41.5%減と厳しい状況だ。米国は徐々に回復傾向だという。

食品カテゴリの好調を受け、関東初となる「食」の大型専門売場を備えた「無印良品 港南台バーズ」を5月に開店。長野に地盤をもつ食品スーパー「ツルヤ」との隣接店も展開した。

5月末時点の店舗数は994店舗(国内453店舗)で、7月中に1,000店舗の大台に達する見込みだ。7月21日には新たな中期経営計画も公表する。